警備会社の求人の選び方|失敗しない求人票チェックリストと給料の見方

警備会社の求人選びは、「給料の内訳」「研修・サポート体制」「シフトと勤務地」の3点を求人票で必ず確認すれば、入ってから後悔することはほとんどありません。まずはこの3点を頭に入れておいてください。

「警備の仕事、気になるけど求人がたくさんあってどこを選べばいいか分からない…」って思ったことありませんか?未経験OKの求人が多いぶん、実は給料の見え方や働き方が会社ごとにけっこう違うんです。この記事では、求人票のどこを見れば失敗しないか、給料や手当は実際どのくらいなのかを、これから応募するあなたの目線でやさしく整理していきます。読み終わるころには、自分に合った求人を自分で見分けられるようになっているはずです。

この記事で分かること

まず全体像から。この記事を読むと、警備の求人を「なんとなく」ではなく根拠を持って選べるようになります。ポイントは次の3つです。

  • 警備の仕事の種類と、それぞれの1日の流れ・向いている人
  • 日給・月給の相場と、見落としやすい手当・支払いのしくみ
  • 失敗しない求人票チェックリストと、避けたほうがいい求人の見分け方

「自分にもできそう」と思えるかどうかを判断する材料を、ぜんぶこの1本に詰め込みました。気になる章から読んでもらってOKです。

警備会社の求人ってどんな種類があるの?仕事内容をわかりやすく解説

警備の仕事は大きく4種類あって、求人票の「業務内容」を見れば自分に合うタイプがすぐ分かります。屋外で体を動かす仕事もあれば、屋内でじっと見守る仕事もあるので、体力や性格に合わせて選べるのが警備のいいところなんです。

代表的なのは次の4つです。求人ではこの区分が「1号」「2号」といった呼び方で書かれていることもあります。

  • 施設警備(1号):ビル・商業施設・学校・病院などで、出入口の受付、館内の巡回、モニター監視などを行います。屋内が中心で、立ち仕事はあるものの落ち着いて働きたい人向けです。
  • 交通誘導・雑踏警備(2号):工事現場や道路、イベント会場で、車や人の流れを安全に誘導します。屋外で体を動かすぶん、じっとしているのが苦手な人に向いています。求人数がいちばん多いのもこのタイプです。
  • 輸送警備(3号):現金や貴重品を運ぶ車に同乗して安全を守ります。専門性が高く、求人数は少なめです。
  • 身辺警備(4号):人の安全を守るいわゆるボディガード業務。こちらもかなり専門的で、未経験の一般求人ではあまり見かけません。

イメージが湧きやすいように、1日の流れも少しだけ紹介しますね。施設警備なら、朝に出勤して制服に着替え、引き継ぎを受けてから受付やモニター監視、時間ごとの館内巡回…といった落ち着いたリズムで進みます。交通誘導なら、現場に集合して装備を整え、朝礼で当日の段取りを確認してから、工事の進み具合に合わせて車や歩行者を誘導していきます。どちらも「ずっと気を張りっぱなし」ではなく、休憩をはさみながら進むので、自分のペースをつかみやすい仕事です。

未経験から始める人のほとんどは、施設警備か交通誘導からのスタートです。「屋内でコツコツ」か「屋外で体を動かす」か、まずはこの軸で自分の希望を決めておくと、求人がぐっと選びやすくなりますよ。求人票を見るときは、業務内容の欄で「どのタイプの警備か」を最初に確認するクセをつけると、ミスマッチをぐっと減らせます。

警備会社の求人で気になる給料・手当は?日給・月給の相場と内訳

結論から言うと、首都圏の警備の給料は日給でおおよそ9,000〜13,000円(夜勤は11,000〜16,000円ほど)、月給に換算するとおおよそ20万〜30万円前後が一般的な相場です。ただし求人票の「日給◯円」だけを見て決めるのは、実はいちばん危ないんです。理由はこのあと説明しますね。

ここがポイント:同じ「日給10,000円」でも、拘束時間・手当・支払いタイミングが違えば、手取りも働きやすさも大きく変わります。金額の“数字”だけでなく“中身”を見るのが失敗しないコツです。

日給・月給の相場は「エリア」と「時間帯」で決まる

給料はエリアと時間帯でかなり動きます。都市部ほど高く、夜勤は日勤より1〜2割ほど上乗せされるのが一般的です。求人票を見るときは、次の点を必ずチェックしてください。

  • 日給か時給か:日給制なら「実働◯時間で◯円」、時給制なら「◯円×◯時間」を計算して比べます。
  • 拘束時間と休憩:日給12,000円でも拘束13時間なら、日給10,000円で拘束9時間の求人より割に合わないこともあります。
  • 残業・深夜手当の有無:法律どおりの割増(時間外・深夜)が付くかは、後述のチェックリストで必ず確認しましょう。

もうひとつ知っておいてほしいのが、警備には7月から3月ごろにかけて仕事が増える繁忙期があるということです。この時期は現場が多く、シフトを入れやすかったり、日給が上乗せされる現場が出たりします。安定して稼ぎたい人は、こうした季節の動きも頭に入れておくと計画が立てやすいですよ。「日給が高い=いい求人」とは限らない、という感覚をまず持ってもらえれば大丈夫です。

見落としやすい各種手当と、締め日・支払日・週払いのしくみ

手取りを左右するのは、基本給よりむしろ手当と支払いのしくみです。求人票の下のほうに小さく書いてある部分こそ、しっかり読んでほしいところなんです。代表的なものを挙げますね。

  • 資格手当:警備の検定資格を持っていると、日給に+1,000〜3,000円ほど上乗せされる求人が多いです。資格でこれだけ変わるのは大きいですよね。
  • 交通費:全額支給か、上限ありか、日額◯円までか。現場が毎日変わる警備では、ここが意外と手取りに響きます。
  • 各種手当:夜勤手当・皆勤手当・現場までの直行直帰手当・研修中の日当など。求人によって有無が分かれます。
  • 締め日と支払日:「月末締め翌月◯日払い」など。生活のリズムに直結するので必ず確認を。
  • 週払い・前払い制度:すぐにお金が必要な人には大きな安心材料。対応している会社かどうかは求人票や面接で確認しましょう。

つまり給料は「日給の額面」ではなく、手当・交通費・支払いタイミングまで含めた“総合点”で見るのが正解です。同じような日給でも、手当と支払い条件で1ヶ月の満足度はまるで変わってきますよ。

応募を検討されている方は、求人・応募フォームから気軽にお問い合わせいただけます。

未経験でも大丈夫?入社後の研修と初日〜1ヶ月のリアルな流れ

警備は未経験からのスタートがほとんどで、いきなり現場に放り出されることはありません。法律で「新任教育」を受けてから現場に出ることが定められているので、未経験でも安心して始められる仕組みになっています。ここがほかのバイトと大きく違う、警備の安心ポイントなんです。

入社してからデビューまでの流れは、だいたいこんな感じです。

  1. 新任教育(座学+実技):警備業法で定められた研修を受けます。警備の基本ルール、法律、緊急時の対応、交通誘導の合図や立ち位置などを、先輩から丁寧に教わります。この研修時間もお給料(研修日当)の対象になる会社が多いです。
  2. 先輩に付いてのOJT:いきなり1人ではなく、最初は先輩と一緒に現場へ。実際の動きを見ながら覚えていくので、体で少しずつ慣れていけます。
  3. 単独デビュー:ひととおり覚えたら1人立ち。とはいえ困ったときは無線や電話でいつでも相談できる体制の会社を選べば安心です。

年齢・性別・経歴は不安にならなくて大丈夫:警備は20代の若手からシニア世代まで、幅広い年代が活躍している仕事です。女性が活躍している現場も増えていますし、日本語での基本的なやりとりができれば外国籍の方も働けます。「自分にできるかな」より「どんな現場が自分に向いているかな」で選んでOKですよ。

「初日って何を持っていけばいいの?」という不安もよく聞きます。多くの場合、制服や装備は会社から貸与されるので、動きやすい服装と身分証、印鑑などを用意しておけばまず大丈夫です。夏場は水分補給の準備、冬場は防寒対策があると安心ですね。分からないことは事前に会社へ聞いておけば、当日あわてずに済みます。最初はだれでも緊張するものなので、「知らないのが当たり前」という気持ちで臨んでOKです。

求人票で「研修制度あり」「未経験歓迎」と書いてあっても、研修が有給か・どのくらいの日数か・サポート体制はどうかまでは書かれていないことが多いです。気になったら面接で遠慮なく質問しましょう。ちゃんとした会社ほど、こういう質問に具体的に答えてくれます。逆に、研修や初日の流れをはっきり説明してくれない会社は、入ってから「聞いていた話と違う」となりやすいので、その反応もひとつの判断材料にしてくださいね。

ホワイトな会社を見抜く!失敗しない求人票チェックリストと要注意な求人

求人票は「見るべき欄」を知っていれば、その会社が働きやすいかどうかがかなり読み取れます。逆に、あいまいな表現でごまかしている求人は避けたほうが安全です。ここでは、その場で使える確認リストと危険サインの両方をまとめました。

応募前に必ず見る求人票チェックリスト

まずはこれだけ押さえればOK、という7項目です。応募ボタンを押す前に、指差し確認する感覚でチェックしてみてください。

  • ① 給与の内訳が具体的か:「日給◯円(実働◯時間)」まで書いてあるか。「高収入!」だけで金額があいまいな求人は要注意です。
  • ② 手当・交通費の条件:資格手当・夜勤手当・交通費(全額か上限ありか)が明記されているか。
  • ③ 締め日・支払日・週払いの有無:お金が入るタイミングが生活に合うか。
  • ④ 残業・深夜の割増手当:法律どおりの割増が付く記載があるか。
  • ⑤ 社会保険・雇用形態:社会保険完備か、正社員かアルバイトか、契約条件がはっきりしているか。
  • ⑥ 研修制度と研修中の給与:未経験向けの研修があるか、研修期間も給料が出るか。
  • ⑦ 勤務地・シフトの柔軟さ:自宅から通いやすいエリアか、希望シフトや週◯日から働けるか。

この7つが具体的に書いてある求人は、応募者にきちんと情報を開示している“誠実な会社”のサインです。逆に、どれかがふわっとしている場合は、面接でその場で質問してみましょう。

こんな求人は要注意!避けたい会社の見分け方

危険な求人にはいくつか共通するサインがあります。ひとつでも当てはまったら、応募前に一度立ち止まって確認するクセをつけると失敗しません。

  • 金額が“盛られている”:「月収40万円可能!」のように、最大値だけを大きく見せて内訳や条件が書かれていない。
  • 手当や保険の記載がない:交通費・社会保険・残業手当について触れていない、または「応相談」ばかり。
  • 研修や体制の説明があいまい:「すぐ働ける」を強調するのに、研修やサポートの説明がまったくない。
  • 会社の連絡先や所在地がはっきりしない:問い合わせ先が携帯番号だけ、住所が不明確など。
  • 面接で質問に濁される:給料の内訳や支払日を聞いても明確に答えてくれない。

ちゃんとした会社は、こうした質問にきちんと数字で答えてくれます。「聞いてもいいのかな」と遠慮する必要はまったくありません。むしろ、しっかり質問できるあなたのほうが、いい会社に出会えます。

大手と地域密着、どっちの求人が働きやすい?資格で収入はこう変わる

大手にも地域密着にもそれぞれ良さがあって、「通いやすさ」と「シフトの柔軟さ」を重視するなら、実は首都圏の地域密着型の警備会社が働きやすいことが多いんです。そして資格を取れば収入は着実に上がっていきます。順番に見ていきましょう。

大手と中小・地域密着の求人、それぞれの向き・不向き

どちらが良い・悪いではなく、あなたが何を大事にしたいかで選ぶのが正解です。ざっくり整理するとこうなります。

  • 全国規模の大手警備会社:知名度や制度の安定感が魅力。一方で配属現場が遠かったり、勤務地を選びにくかったりすることもあります。
  • 中小・地域密着の警備会社:自宅や地元の近くの現場に入りやすく、直行直帰OK・現場が近い・希望シフトが通りやすいなど、働き方の融通がききやすいのが強みです。担当者との距離が近く、相談しやすいのも安心材料です。

とくに「通勤時間を短くしたい」「子育てや家庭と両立したい」「まずは週数日から始めたい」という人は、地域密着型の求人をチェックしてみてください。首都圏なら現場数も多く、家の近くで働ける可能性が高いです。毎日の通勤が片道1時間から15分に変わるだけでも、体の負担も自由に使える時間もまるで違ってきます。長く続けられるかどうかは、給料と同じくらい「通いやすさ」で決まると言っても言い過ぎではありません。

資格取得でこう変わる!警備員のキャリアアップと収入アップ

警備は「資格でハッキリ収入が上がる」分かりやすい仕事です。未経験で入っても、働きながら検定資格を取ることで日給が上乗せされ、任される仕事の幅も広がっていきます。具体的なイメージを持っておきましょう。

  • 入社直後(無資格):まずは現場に慣れる時期。日給は相場のスタートラインからのスタートです。
  • 検定資格を取得:交通誘導や施設警備の検定に合格すると、日給に+1,000〜3,000円ほどの資格手当が付く求人が多く、資格者しか入れない現場も担当できるようになります。
  • 指導・管理の立場へ:さらに経験を積むと、隊長や指導教育の役割を任されるようになり、役職手当で収入がもう一段上がります。

資格取得を応援してくれる会社を選ぼう:求人票に「資格取得支援あり」と書いてある会社なら、受験費用の補助や勉強のサポートが受けられることがあります。未経験からでも、数年でしっかり収入を伸ばしていける道筋があるのが警備の魅力です。

たとえば無資格でスタートした人が、半年〜1年ほど働きながら検定資格を取り、資格手当と資格者限定の現場で収入を伸ばしていく、というのはよくある流れです。同じ現場に立ち続けるだけでなく、こうしてステップを踏めば、未経験からでも着実に手取りを増やしていけます。「今の給料」だけでなく「1年後・3年後にどう上がっていくか」まで見て求人を選ぶと、長く安心して働ける会社に出会えますよ。

よくある質問

最後に、応募を考えている方からよくいただく質問にまとめてお答えします。

Q. 警備の仕事は本当に未経験でも大丈夫ですか?
A. 大丈夫です。警備は法律で新任教育を受けてから現場に出ることが定められていて、未経験者を前提とした研修とサポートが用意されています。最初は先輩に付いて動きを覚えていくので、経験ゼロからでも無理なく始められます。求人票の「未経験歓迎」「研修制度あり」を目印に選びましょう。
Q. 求人票の給料でいちばん注意して見るべき点はどこですか?
A. 「日給の額面」だけでなく、実働時間・手当・交通費・締め日と支払日まで含めた“総合点”で見ることです。同じ日給10,000円でも、拘束時間や手当が違えば手取りも働きやすさも変わります。金額が具体的に書かれ、手当や支払い条件まで明記されている求人ほど、誠実で安心できる会社です。
Q. 女性や50代からでも警備の仕事に応募できますか?
A. 応募できます。警備は幅広い年代・性別の人が活躍している仕事で、女性が働きやすい施設警備の現場やシニア世代が長く続けている現場もたくさんあります。体力に不安がある場合は、屋内中心の施設警備など負担の少ない業務を選ぶと安心です。求人票の業務内容と勤務時間を見て、自分に合う現場を選びましょう。
Q. 資格がないと稼げませんか?
A. 無資格でも始められますし、しっかり稼げます。そのうえで、働きながら警備の検定資格を取ると日給に資格手当(およそ+1,000〜3,000円)が付き、資格者向けの現場も担当できて収入が上がります。「資格取得支援あり」の会社を選べば、費用補助や勉強のサポートを受けながら無理なくステップアップできます。
Q. 自宅の近くで働けたり、シフトを選んだりできますか?
A. できる会社が多いです。とくに首都圏の地域密着型の警備会社は現場数が多く、自宅の近くで直行直帰OK・希望シフトが通りやすいところが多くあります。求人票の「勤務地」「直行直帰OK」「週◯日から」といった記載を確認し、通いやすさと働き方の柔軟さで選ぶと、長く続けやすくなります。

まとめ:あなたに合った警備会社の求人の選び方

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。最後に、失敗しない求人選びのポイントをおさらいしておきましょう。

  • 警備の仕事は4種類。「屋内でコツコツ」か「屋外で体を動かす」かで、まず希望を決める。
  • 給料は日給の額面だけでなく、手当・交通費・締め日・支払日まで含めた総合点で見る。
  • 求人票は7つのチェック項目で確認し、金額を盛る・手当や保険の記載がない求人は避ける。
  • 未経験でも法律の研修とサポートがあるから安心。年齢・性別・経歴で不安にならなくて大丈夫。
  • 通いやすさとシフトの柔軟さを重視するなら地域密着型。資格を取れば収入は着実に上がる

求人はたくさんあっても、見るべきポイントはシンプルです。「給料の中身」「研修とサポート」「勤務地とシフト」の3つを自分の言葉で確認できれば、もう求人選びで失敗することはありません。あなたにぴったりの現場が見つかりますように。まずは気になった求人の内容を、今日ここで覚えたチェックリストで見比べてみてくださいね。


執筆者

(ふるかわ ともゆき)
株式会社FAIRセキュリティ 副社長/警備業界15年
保有資格: 2号警備業務検定資格者 / 2号警備員指導教育責任者

運営会社

株式会社FAIRセキュリティ(株式会社FAIR 警備事業)
東京都公安委員会認定 第30004647号
対応エリア: 東京都・神奈川県は全域/埼玉県・千葉県の東京寄りエリア
対応業務: 施設警備・交通誘導・イベント警備
電話: 03-4560-1047(平日9:00〜18:00) / LINE: https://lin.ee/iAd3SEl


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