警備会社の求人に受かるコツは、体力や経歴よりも「時間をきちんと守り、誠実に働けること」を面接で具体的に伝えることです。特別なスキルは要りません。未経験の方こそ、当たり前のことを落ち着いて話せるかどうかが合否を分けます。
「応募したいけど、面接で何を聞かれるのか不安…」「志望動機って正直に書いていいの?」——警備の求人に興味はあっても、面接のイメージがわかずに一歩を踏み出せない方は多いですよね。この記事では、警備会社の面接で実際によく聞かれる質問と、未経験でも答えられる回答のコツ、そしてそのまま参考にできる志望動機の例文まで、首都圏で現場を回してきた立場からまとめました。給料の見方や応募から採用までの流れも整理したので、読み終えるころには「これなら準備できそう」と思えるはずです。
目次
現場からの一言
面接では、はきはきした受け答えの上手さよりも「時間をきちんと守れそうか」「指示を素直に聞けそうか」を見ていることが多いです。未経験の方でも、遅刻をしない・わからないことは素直に聞くといった当たり前のことを落ち着いて話せる方は、現場に出てからも長く活躍されるケースが多いと感じています。特別な経歴よりも、誠実さが伝わる方に安心して現場をお任せできると考えています。
— 株式会社FAIRセキュリティ 副社長・古川 友之
この記事で分かること
まずは全体像です。警備の面接は、難しい質問で落とすためのものではなく「長く安全に働いてもらえそうか」を確かめる場だと考えると気がラクになります。
- 警備会社の求人にはどんな仕事の種類があり、どこを選べばいいか
- 日給の目安と、求人票の「日給」から手取りを読み解くコツ
- 面接でよく聞かれる質問と、未経験でも通用する回答例・志望動機の例文
警備会社の求人ってどんな仕事?4つの種類をやさしく整理
警備の仕事は、法律上おおきく4つの種類に分かれます。求人に応募する前に「自分が受けるのはどの種類か」を知っておくと、面接での受け答えがぐっと自然になります。
- 施設警備(1号):ビル・商業施設・オフィスなどで、出入管理や巡回、モニター監視を行います。座り仕事や屋内が多く、体力面のハードルは比較的低めです。
- 交通誘導・雑踏警備(2号):工事現場やイベント会場で、車や歩行者を安全に誘導します。屋外・立ち仕事が中心で、未経験の求人が最も多い入口です。
- 運搬警備(3号):現金や貴重品を運ぶ際の警備です。専門性が高く、未経験からの募集は多くありません。
- 身辺警備(4号):いわゆるボディガードです。経験者向けで、求人数はごく限られます。
未経験から始める方の多くは、施設警備か交通誘導からのスタートです。「立ち仕事が不安なら施設警備」「体を動かすほうが好きなら交通誘導」といったように、求人を見るときは種類から絞ると失敗しにくくなります。求人票に『1号』『2号』と書かれていることもあるので、この4分類を覚えておくと読み解きが早くなります。
求人の数がいちばん多いのは、交通誘導(2号)と施設警備(1号)です。「未経験歓迎」「資格取得支援あり」と書かれた求人の大半はこの2つだと思って差し支えありません。求人票を見るときは、まず①勤務地(自宅から通えるか)②勤務時間(日勤か夜勤か)③日給と手当の3点を先にチェックすると、自分に合うかどうかを短時間で判断できます。写真付きで現場の様子を紹介している求人は、働くイメージがつかみやすいので狙い目です。逆に、仕事内容や勤務地の記載があいまいな求人は、面接で具体的に確認してから応募を決めましょう。
こんな人が向いてる?適性と未経験から広げられるキャリア
警備の仕事は、派手さよりも「コツコツ真面目に続けられる人」が向いています。特別な性格や強い体力よりも、日々の当たり前を丁寧にこなせるかどうかが長続きのカギです。だからこそ、これといった経歴がない方でも十分にやっていけます。
たとえば、こんなタイプの方は現場になじみやすいです。
- 時間や約束をきちんと守れる人
- 同じ場所で落ち着いて過ごすのが苦にならない人(施設警備向き)
- 外で体を動かすのが好きな人(交通誘導向き)
- 人と大きくぶつからず、淡々と自分の役割を果たせる人
- 「ありがとう」と言われるとうれしい、人の役に立ちたい気持ちのある人
逆に「毎回ちがう刺激がないと飽きてしまう」「時間にルーズになりがち」という方は、最初は戸惑うかもしれません。ただ、これは慣れでカバーできる部分も大きいので、不安があれば面接で正直に相談してみるとよいでしょう。自分をよく見せようと隠すよりも、正直に話したほうが入社後のミスマッチを防げます。
そして知っておいてほしいのが、警備は未経験スタートでもキャリアを広げられる仕事だということです。現場で経験を積むと、警備員検定(施設警備業務や交通誘導警備業務など)の資格取得に挑戦できます。資格を取ると日給が上がったり、現場をまとめる責任者(隊長)を任されたりと、できることと収入の幅が広がっていきます。資格取得の費用を会社が支援してくれるところもあるので、求人票や面接で「資格取得のサポートはありますか」と確認しておくと、入社後の伸びしろが具体的に見えてきます。最初は未経験でも、数年でベテランとして頼られる存在になる方はめずらしくありません。
応募を検討されている方は、求人・応募フォームから気軽にお問い合わせいただけます。
気になるお給料の話|日給の目安と「手取り」の見方
首都圏の警備の求人では、未経験スタートの日給はおおむね9,000円〜12,000円が一般的な相場です。ただし求人票の「日給」の額面だけで判断すると、入社後に「思っていた金額と違う」となりがちなので、見方のコツを押さえておきましょう。
①その日給は「1日8時間」なのか「実働◯時間+残業込み」なのか/②深夜(夜勤)の割増が別で付くのか/③交通費は全額支給か上限ありか/④資格を取ると日給が上がる仕組みがあるか。この4点を面接で確認すれば、額面と手取りのギャップを事前に潰せます。
もう一つ知っておきたいのが「研修中の扱い」です。警備の仕事は、いきなり現場に出るのではなく、法律で定められた新任研修(新人教育)を受けてから配属されます。この研修期間中も基本的にお給料は支払われますが、金額が現場勤務時と異なる会社もあります。「研修中の日給はいくらか」「研修は何日くらいか」は、面接で遠慮なく聞いて大丈夫なポイントです。むしろ、こうした点をきちんと質問できる応募者は「働くイメージが具体的だな」と好印象につながることも多いんです。
なお、日勤と夜勤では手取りが変わります。夜勤には法律上の割増が付くため、同じ日数でも月収は上がりやすくなります。「昼に働きたいのか」「夜勤で稼ぎたいのか」を自分の中で決めておくと、求人選びと面接での希望の伝え方が一貫します。
月収のイメージもつかんでおきましょう。週5日・日給10,000円なら、月20日勤務でおよそ20万円前後が一つの目安です。ここから社会保険料や税金が引かれた金額が手取りになります。夜勤を中心にしたり、資格を取って単価を上げたりすれば、さらに上を目指せます。面接では「今いくら欲しいか」だけでなく「半年後にどれくらいにしたいか」まで伝えると、シフトの組み方や資格取得の順番まで一緒に考えてもらいやすくなります。
応募から採用までの流れ|面接までに準備しておくこと
警備会社の求人は、応募から採用まで「書類→面接→内定→新任研修→配属」という流れが一般的です。選考は1回の面接で完結する会社が多く、応募から働き始めるまでのスピードは比較的早いのが特徴です。
- 応募・書類:Webフォームや電話で応募します。履歴書を求められることが多いので、写真と職歴だけは整えておきましょう。
- 面接:多くの場合1回。仕事内容や勤務条件の説明を受けつつ、人柄・勤務可能な曜日や時間帯を確認されます。所要時間は30分〜1時間ほどが目安です。
- 内定・雇用手続き:条件に合意すれば内定です。雇用形態(正社員・契約社員・アルバイト)によって手続きや待遇が変わります。
- 新任研修:現場に出る前に、法律で定められた研修を受けます。ここで基礎を学ぶので、未経験でも安心して現場デビューできます。
- 配属:研修後、住まいからの距離や本人の希望も考慮して現場が決まります。「自宅から近い現場がいい」「直行直帰で働きたい」といった希望は、面接や研修の段階で伝えておくと通りやすくなります。
応募の前に押さえておきたいのが雇用形態の違いです。警備会社の求人は「正社員」「契約社員」「アルバイト・パート」で募集条件が変わります。安定して長く働き、昇給や賞与も狙いたいなら正社員、まずは自分のペースで働きたいならアルバイトというように、同じ会社の求人でも入口が分かれていることがよくあります。求人票の雇用形態の欄と、社会保険・賞与・昇給の有無をセットで見ると、自分に合う働き方を選びやすくなります。迷ったら面接で「掛け持ちしながら始めて、慣れたら正社員に切り替えられますか」と聞いてみるのも一つの手です。
意外と知られていないのが、配属先は面接時に確定しないケースが多いという点です。「どのエリアの現場になりますか?」と聞いても即答されないことがありますが、それは不誠実なのではなく、シフトや現場状況で決まるからです。気になる場合は「通える範囲の希望を伝えておきたい」と切り出すと、話がスムーズに進みます。
面接で聞かれること|未経験でも答えられる回答のコツ
警備の面接でよく聞かれるのは、スキルではなく「続けられそうか」「約束を守れそうか」を確かめる質問です。逆に言えば、難しい専門知識を聞かれることはほとんどありません。よく出る質問と、未経験でも通用する答え方のコツを見ていきましょう。
緊張するのは当然ですが、身構えすぎなくて大丈夫です。ウソをつかず、できること・できないことを正直に話すのが一番の対策です。背伸びした回答は入社後の「思っていたのと違う」につながり、結局はお互いにとって遠回りになってしまいます。面接は「試験」ではなく「お互いの相性を確かめる場」だと考えて、肩の力を抜いて臨みましょう。
面接でよく聞かれる質問と答え方のコツ
- 「なぜ警備の仕事を選んだのですか?」→ 見栄を張らず、正直な動機で大丈夫です。「体を動かす仕事がしたい」「シフトの融通がきくのが自分に合う」など、生活と結びついた理由が好印象です。
- 「立ち仕事・夜勤は大丈夫ですか?」→ できることとできないことを正直に。「長時間の立ち仕事は初めてなので最初は不安ですが、少しずつ慣れたい」と素直に言えるほうが信頼されます。
- 「どのくらいのペースで働けますか?」→ 週の勤務日数・入れない曜日・掛け持ちの有無を具体的に。あいまいに答えるより、はっきり伝えるほうがシフトを組む側は助かります。
- 「前職の退職理由は?」→ 前の職場の悪口はNG。「新しい環境で長く働きたい」と前向きに変換しましょう。
- 「長く続けられそうですか?」→ ここが一番大事な質問です。「腰を据えて働きたい」という意思が伝わると、採用側は安心します。
当日の心構えも一つだけ。面接には5〜10分ほど早めに着くようにしましょう。警備は時間厳守が命の仕事なので、面接に遅れないこと自体が立派なアピールになります。持ち物は、指定がなければ筆記用具と身分証があれば十分です。緊張してうまく話せなくても、時間を守って正直に受け答えできれば大きなマイナスにはなりません。
面接官が本当に見ているところ(受かる人・見送られる人の違い)
面接官は、話のうまさより「時間を守れそうか」「指示を素直に聞けそうか」「長く続けられそうか」の3つを見ています。警備は、現場に穴を空けられない仕事だからです。
見送られやすい人:連絡や時間にルーズ/「なんでもいいです」と条件を言わない/すぐ辞めそうな話しぶり/だらしない身だしなみ。
つまり、特別なアピールは要りません。「遅刻をしない」「約束を守る」「素直に学ぶ」——この当たり前を面接の場で自然に見せられる人が受かります。未経験でも十分に戦えるのが警備の面接なんです。
ここで「特にありません」と答えるより、一つでも質問できると意欲が伝わります。おすすめは「研修はどのくらいありますか」「自宅から通いやすい現場はありますか」「資格取得の支援はありますか」の3つ。どれも働くイメージがある人だけができる質問なので、それだけで前向きな印象を残せます。
志望動機の書き方と例文|未経験・経験者それぞれ
志望動機は、立派に飾る必要はありません。「なぜ警備なのか」「なぜ長く働けそうか」の2点が伝われば十分です。そのまま参考にできる例文を、未経験・経験者に分けて用意しました。
未経験の方の志望動機 例文
「これまで接客の仕事をしてきましたが、人の役に立っていると実感できる仕事を長く続けたいと考え、警備の仕事に応募しました。未経験ですが、時間を守ることや落ち着いて対応することには自信があります。研修でしっかり学び、任された現場を安心してお任せいただける警備員になりたいです。」
ポイントは、①応募のきっかけ ②自分の強み(誠実さ・時間厳守など)③長く続けたい意思の3つを短くつなぐこと。経歴が違う仕事でも「そこで身についた誠実さ」を橋渡しにすれば自然です。
経験者の方の志望動機 例文
「前職でも施設警備を担当しており、巡回や出入管理の基本は身についています。より自宅から通いやすい環境で、腰を据えて長く働きたいと考え応募しました。これまでの経験を活かしつつ、新しい現場のやり方も素直に学んでいきたいです。」
経験者は「何ができるか」を具体的に書きつつ、「前より条件が良いから応募した」で終わらせず「長く働きたい」で締めると印象が締まります。
志望動機に迷ったら、「①応募のきっかけ → ②自分の強み → ③長く働きたい意思」の順に3文でつなぐと、未経験でも経験者でもきれいにまとまります。上の例文の言葉を、あなた自身の経験に置き換えるだけで十分です。丸暗記して棒読みするよりも、要点だけ覚えて自分の言葉で話すほうが、面接官にはずっと誠実に伝わります。
よくある質問
- Q. 警備会社の求人は未経験でも本当に受かりますか?
- A. 受かります。特に施設警備や交通誘導は未経験者向けの求人が多く、入社後に法律で定められた新任研修を受けてから現場に出るため、経験がなくても始められます。面接では「時間を守れること」「長く働く意思」を伝えれば十分に評価されます。
- Q. 面接ではどんな服装で行けばいいですか?
- A. スーツでなくても構いませんが、清潔感のある服装が安心です。襟付きのシャツに落ち着いた色のズボン、手入れされた靴が無難です。警備は身だしなみを見られる仕事なので、だらしない印象を与えない服装を心がけましょう。
- Q. 志望動機は正直に「稼ぎたい」と書いてもいいですか?
- A. 収入も立派な動機なので触れて問題ありませんが、それだけだと「長く続くか不安」と受け取られがちです。「安定して長く働きたい」「時間を守る仕事が自分に合う」など、続けられそうな理由を一言添えるとバランスが良くなります。
- Q. 求人票の日給と実際の手取りが違うのはなぜですか?
- A. 日給の額面には、社会保険料や税金が引かれる前の金額が書かれているためです。また、日給が「残業込み」か「深夜割増が別」かでも手取りは変わります。面接で「日給は実働何時間分か」「夜勤の割増は別か」を確認すると、入社後のギャップを防げます。
- Q. 応募してからどのくらいで働き始められますか?
- A. 会社によりますが、面接から内定までは早ければ数日、その後に新任研修を受けてから現場配属となります。全体では1〜2週間ほどで働き始められるケースが多いです。急いで働きたい場合は、応募時にその旨を伝えておくと段取りを早めてもらいやすくなります。
まとめ
警備会社の求人に受かるために必要なのは、特別なスキルや経歴ではありません。「時間を守る」「約束を守る」「長く続ける意思を示す」——この当たり前を、面接で落ち着いて自分の言葉にできるかどうかがすべてです。
- 受ける求人の種類(施設警備・交通誘導など)を先に絞る
- 日給の額面だけでなく、手取り・研修中の扱い・割増を面接で確認する
- 志望動機は「きっかけ+強み+長く働く意思」の3点でまとめる
- 面接官が見ているのは誠実さ。未経験でも十分に戦える
準備をして臨めば、警備の面接はけっして怖いものではありません。この記事の質問例と志望動機の例文を下敷きに、あなたの言葉で正直に話してみてください。きっと良いスタートが切れるはずです。
あわせて読みたい関連記事
株式会社FAIRセキュリティで一緒に働きませんか?
- 施設警備・交通誘導・イベント警備のお仕事
- 未経験歓迎・資格取得支援あり
- 直行直帰OK/現場近くで働けます
- 約60名・外国人約50%の多国籍チーム

この記事へのコメントはありません。