結論から言うと、警備員は65歳以上でも問題なく働けます。警備業法に年齢の上限はなく、施設警備のように体力負荷の軽い現場も多いからです。「もう65歳を過ぎたけど、まだ働けるのかな…」と不安に感じていませんか?実は警備業界は60歳以上が全体の約半数を占める、シニアにとって心強い世界なんです。この記事では、年齢制限の事実・給料の目安・体力面の不安への現場の配慮・応募から現場デビューまでの流れを、2026年時点の最新情報でやさしくお伝えします。読み終わるころには「これなら自分にもできそう」と思えるはずです。
目次
この記事で分かること
まず全体像をつかんでおきましょう。この記事を読むと、次の3つがはっきり分かります。
- 警備員に年齢制限がないこと、そして65歳以上が歓迎される理由
- シニアの警備員の給料・シフトの目安と、無理なく続ける働き方
- 応募から新任教育・現場デビューまでの流れと、会社選びの注意点
警備員に年齢制限はある?65歳以上でも働ける理由
警備業法に年齢の上限はありません。18歳以上で欠格事由に当たらなければ、何歳でも警備員になれます。実際、警備員は高齢層が多く、データの上でも「シニアが主役の仕事」と言える業界なんです。だから65歳という年齢を理由に応募をためらう必要は、まったくありません。
警察庁の調査でも、その傾向ははっきり出ています。最新の「令和6年における警備業の概況」では、警備員のうち60歳以上が47.0%、65歳以上が34.3%を占めています。つまり3人に1人以上が65歳以上。70歳以上も20.9%いる一方で、30歳未満はわずか10.4%にとどまっています(出典: 警察庁生活安全局「令和6年における警備業の概況」 https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/reiwa6keibigaikyo.pdf )。
なぜこれほどシニアが多いのでしょうか。理由は「未経験・無資格からでも始められる」「特別な専門スキルがいらない」「シフトの融通が利きやすい」から。定年後にもう一度社会とつながりたい方や、年金にプラスの収入が欲しい方にとって、入りやすく続けやすい仕事なんですね。
65歳以上の警備員が活躍している現場(施設警備が中心)
65歳以上の方には、立ちっぱなしや重労働の少ない「施設警備」が一番向いています。体への負担が軽く、ペースを保って働けるからです。もちろん他の現場でも活躍できますが、まずは自分の体力に合った種類を知っておくと安心ですよ。
警備の仕事は法律上、大きく4つに分けられます。それぞれの特徴と、シニアとの相性を見てみましょう。
- 1号(施設警備): ビル・商業施設・病院などの受付や巡回、モニター監視。座っている時間も多く体力負荷が低め。シニアに最も人気の高い分野です。
- 2号(交通誘導・雑踏警備): 工事現場やイベントでの誘導。屋外で立つ時間が長く、暑さ寒さの影響も受けます。短時間シフトなら無理なく働けます。
- 3号(貴重品運搬警備): 現金や貴重品の輸送を守る仕事。重い荷物の扱いや機敏さが求められる場面があります。
- 4号(身辺警備): いわゆるボディガード。専門性が高く、求人数も少なめです。
「体力に自信がないけど大丈夫かな」という方は、まず1号の施設警備から探してみるのがおすすめです。座って監視する持ち場や、ゆっくり巡回する持ち場なら、体への負担をぐっと抑えられます。
お急ぎの方は、現場条件に合わせた無料見積もりの相談もご利用ください。
65歳以上・警備員の給料と働き方の目安(日給・シフト)
シニアの警備員の給料は、日勤で日給1万円前後〜が一つの目安です。資格を取れば手当が付き、収入アップも狙えます。地域や現場、勤務時間によって幅はありますが、年金と組み合わせて「ちょうどいい収入」を作りやすいのが警備の魅力です。
もう少し具体的に見てみましょう。給料や働き方の目安は次のようなイメージです。
- 日勤の日給: 1万円前後〜1万6,500円ほどが一般的なレンジ(現場・地域・勤務時間で変動)。施設警備は時給制のことも多いです。
- 夜勤: 深夜帯は割増が付くため、日勤より高くなる傾向があります。体調と相談して選びましょう。
- 資格手当: 施設警備業務検定などを取得すると、日給や時給に上乗せされる会社が多くあります。資格取得支援がある会社なら費用面も安心です。
- シフト: 週2〜3日からOKの求人も豊富。「フルタイムはきつい」という方でも、自分のペースで組めます。
大切なのは「いくら稼ぎたいか」より「どのくらいなら無理なく続けられるか」。週2〜3日の短時間から始めて、慣れてきたら日数を増やす――そんな調整ができるのもシニア歓迎の警備ならではです。
体力に不安があっても大丈夫?無理なく続けるコツと現場の配慮
体力や持病に不安があっても、配置や勤務時間の工夫で無理なく続けられます。シニアが多い業界だからこそ、現場には体への配慮が根付いているからです。「暑さ・寒さがつらい」「立ちっぱなしが心配」――そんな不安に、現場はちゃんと答えてくれます。
実際の現場では、こんな配慮が行われています。
- 配置の調整: 屋外がきつい方には、屋内の施設警備や受付など体への負担が軽い持ち場へ。本人の体調に合わせた配置転換は珍しくありません。
- こまめな休憩: 夏場の熱中症や冬場の冷え対策として、交代制でしっかり休憩を取る運用が一般的です。
- 短時間・直行直帰: 長時間勤務を避け、現場へ直接行って直接帰る働き方なら、移動の負担も減らせます。
- 体調の申告しやすさ: 「今日は少しきつい」と言える雰囲気づくりも、シニアが多い現場では当たり前になっています。
持病がある方は、応募の段階で「無理のない範囲で働きたい」と正直に伝えておくのがコツです。隠すより共有したほうが、あなたに合った持ち場を用意してもらいやすくなりますよ。
65歳から警備員になるまでの流れ(応募〜新任教育〜デビュー)
未経験でも、応募から現場デビューまでは「面接→新任教育→配属」のシンプルな流れです。採用後に必ず研修があるので、知識ゼロから始めても心配いりません。「いきなり現場に放り込まれるのでは」という不安は、まったく不要です。
具体的なステップはこうなっています。
- 応募・面接: 履歴書を用意し、面接へ。体調や希望のシフトをここで相談しておきましょう。
- 新任教育: 警備員として働く前に、法律で定められた研修を受けます。基本のルール・接遇・緊急時の対応などを学ぶので、未経験でも安心です。
- 現場研修(OJT): 先輩と一緒に実際の現場へ。仕事の流れを見ながら覚えていけます。
- 現場デビュー: 慣れてきたら一人立ち。最初は負担の軽い持ち場から始めるのが一般的です。
新任教育は「試験」ではなく「一緒に覚える時間」です。同年代の仲間も多いので、分からないことは遠慮なく聞ける雰囲気。一歩を踏み出せば、思っているよりずっとスムーズにデビューできます。
高齢者歓迎の会社を選ぶときのチェックポイント
会社選びでは「研修・配慮・透明性」がそろっているかを見ましょう。同じ警備でも会社によって働きやすさは大きく変わるからです。せっかく勇気を出して応募するなら、長く安心して続けられる会社を選びたいですよね。
公平な目線で次のポイントを確認すると、ミスマッチを防げます。
- 新任教育・資格取得支援があるか: 未経験者をきちんと育てる体制があるかは重要です。
- 体調・年齢への配慮を明言しているか: 「シニア歓迎」「無理のない働き方」を具体的に説明してくれる会社は安心です。
- 給料・勤務条件が明確か: 日給・手当・シフトをはっきり提示してくれるか。曖昧なまま進める会社は要注意です。
- 都道府県公安委員会の認定を受けているか: 正規の警備会社は必ず認定を受けています。求人票や会社情報で確認しましょう。
逆に、給料や仕事内容を聞いてもはっきり答えない、契約内容を急がせる、といった対応が見られたら立ち止まってください。なお高齢者を雇う会社には国の助成金(特定求職者雇用開発助成金など)が用意されていますが、かつての「生涯現役コース」は令和4年度末で廃止され、現在は60歳以上を対象とするコースに整理されています(出典: 厚生労働省「特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/tokutei_konnan.html )。古い助成金額をうたう情報には注意しましょう。
現場からの一言
シニアの方が応募してこられると、最初は『この年で体力が持つだろうか』と不安そうにされることがほとんどです。そういうときは、まず屋内の施設警備など負担の軽い持ち場から入っていただくことが多いですね。慣れてくると『同年代の仲間がいて気が楽だ』『生活にハリが出た』とおっしゃる方がとても多いんです。暑い日や体調が優れない日は無理をさせず、こまめに声をかけて休憩を回す。長く続けていただく秘訣はそこにあると、15年現場を見てきて感じています。
— 株式会社FAIRセキュリティ 副社長・古川 友之
よくある質問(FAQ)
- Q. 警備員には年齢の上限がありますか?
- A. 警備業法に年齢の上限はありません。18歳以上で欠格事由に当たらなければ、65歳以上でも70歳以上でも働けます。実際に警備員の34.3%が65歳以上で、シニアが活躍している業界です。年齢を理由に応募をあきらめる必要はありません。
- Q. 65歳以上の警備員の給料はどのくらいですか?
- A. 日勤の日給は1万円前後〜1万6,500円ほどが一般的な目安で、現場・地域・勤務時間によって変わります。夜勤は割増が付く傾向があり、施設警備業務検定などの資格を取れば手当が上乗せされる会社も多く、収入アップを狙えます。
- Q. 体力に自信がなくても警備員になれますか?
- A. なれます。施設警備のように座って監視する持ち場や、ゆっくり巡回する持ち場なら体への負担は軽めです。屋外がきつい方を屋内へ配置転換したり、こまめに休憩を取ったりと、現場には体への配慮が根付いています。体調は応募時に相談しておくと安心です。
- Q. 未経験でも警備員として採用されますか?
- A. 採用されます。警備は未経験・無資格から始められる仕事で、採用後には法律で定められた新任教育を必ず受けます。基本ルールや緊急時の対応をそこで学べるので、知識ゼロでも心配いりません。同年代の仲間も多く、質問しやすい雰囲気です。
- Q. 週に何日くらいから働けますか?
- A. 週2〜3日からOKの求人も多くあります。短時間シフトや直行直帰の働き方を選べる会社もあり、年金にプラスする収入として無理なく続けられます。まずは少ない日数で始め、慣れてきたら増やすといった調整がしやすいのもシニア歓迎の警備の魅力です。
まとめ
警備員に年齢の上限はなく、65歳以上でも十分に活躍できます。実際に警備員の3人に1人以上が65歳以上で、施設警備のように体への負担が軽い現場も豊富です。
給料は日勤で日給1万円前後〜が目安で、資格を取れば手当も。週2〜3日や短時間から始められ、体調に合わせた配置の配慮もあります。応募から新任教育・現場デビューまでの流れもシンプルなので、未経験でも安心して一歩を踏み出せます。
「もう年だから」とあきらめる前に、まずは高齢者歓迎・研修体制のある会社の求人をのぞいてみませんか。あなたの経験と落ち着きは、現場で必ず力になります。
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