墨田区で警備会社を選ぶなら、現場の住所・必要な人数・日数・時間帯・資格の要否の5つを先に決めてください。これだけで、問い合わせの手間は一気に減ります。
墨田区で警備を頼もうとして、まず「墨田区 警備会社 一覧」のようなページを開いていませんか? でも、社名と電話番号が並んでいるだけで、料金も、その会社が何の警備をやっているのかも書いていないんですよね。結局、上から順番に1社ずつ電話することになります。
実は、探す順番を逆にするだけでずいぶん早く終わります。先に条件を5つ決めてから連絡すれば、1回の電話でその場に概算が返ってきます。この記事では、その5つの中身と、墨田区での料金の目安、そして錦糸町・両国・押上といった区内ならではの現場事情までまとめました。
この記事でわかること
- 墨田区の警備料金は1人1日あたりいくらか、そして金額の中身は何でできているのか
- 見積もりを頼む前に決めておきたい5つの情報と、まだ決まっていないときの伝え方
- 錦糸町・両国・押上・北部エリアで変わる現場事情と、いつまでに連絡すれば間に合うのか
目次
現場からの一言
お見積りのご相談をいただいて、現場の住所だけを伺って行ってみると、思っていたより道が狭くて一方通行だった、ということがあります。図面の上ではお一人で足りそうな現場でも、実際に立ってみると、手前の交差点にもうお一人いないと車が入れないというケースが少なくありません。ですので、最初のご相談のときに、道幅や一方通行かどうか、大型車が入るかどうかまで教えていただけると、人数の見立てがぐっと正確になります。少し手間ではありますが、結果としてお互いの手戻りが減ると感じています。
— 株式会社FAIRセキュリティ 副社長・古川 友之
警備の種類は大きく4つ|墨田区の現場で多いのはこの2つ
墨田区の現場で実際に多いのは、道路や工事現場に立つ交通誘導と、建物に常駐する施設警備の2つです。ここを先に押さえておくと、問い合わせのときに話がすぐ通ります。
警備の仕事は法律上4つに分かれています。名前だけ聞くとかたい話に見えますが、要するに「どこで、何を守るか」の違いだと思ってください。
| 区分 | 呼び方 | 主な仕事 | 墨田区で多い現場 |
|---|---|---|---|
| 1号 | 施設警備 | 建物の中を巡回する、受付に立つ、出入りを管理する | オフィスビル、商業施設、マンション、工場 |
| 2号 | 交通誘導・雑踏警備 | 工事現場や駐車場で車と人を誘導する、催しの会場で人の流れを整理する | 道路工事、建て替え工事、マンション建設、イベント |
| 3号 | 運搬警備 | 現金や貴重品を運ぶときに付き添う | 金融機関、美術品の輸送など |
| 4号 | 身辺警備 | 人そのものの安全を守る(いわゆるボディーガード) | 要人の警護 |
(区分の根拠:警備業法第2条/出典:e-Gov法令検索 警備業法)
墨田区は下町の街並みが残っていて、道幅の狭い地区が多いエリアです。そこに建て替え工事や道路の工事、マンションの新築が重なるので、2号(交通誘導)の出番が圧倒的に多くなります。加えて、駅前の商業施設やオフィスビル、マンションでの1号(施設警備)。この2つで、区内の依頼の大半だと考えて差し支えありません。
逆にいうと、3号・4号を主に扱っている会社に工事現場の誘導を頼んでも、話が噛み合いません。「うちは工事現場の交通誘導です」と最初のひと言で伝えるだけで、無駄な往復が減ります。
墨田区の警備料金の目安|警備員1人1日あたりいくら?
東京都区部の目安は、交通誘導で1人1日あたり16,000〜25,000円(税抜・日勤8時間)です。墨田区もこの水準で考えて、大きくは外れません。
ざっくりした幅を、業務の種類ごとに並べるとこうなります。あくまで一般的なレンジで、現場の条件によって上にも下にも動きます。
| 業務の種類 | 1人1日あたりの目安(税抜・日勤8時間) |
|---|---|
| 交通誘導警備(2号) | 16,000〜25,000円 |
| 雑踏警備・イベント警備(2号) | 18,000〜30,000円 |
| 施設警備(1号・常駐) | 18,000〜28,000円 |
| 深夜帯を含む場合 | 上記に2〜4割ほどの割増 |
「半日だけなら半額になりますか?」とよく聞かれますが、4時間前後の半日料金を設けている会社でも、日勤のちょうど半額にはならないのが普通です。移動する時間も、現場で説明を受ける時間も、資機材を運ぶ手間も、8時間の日と変わらないからなんですね。
ネットで見かける安い金額に引っ張られないでください
検索していると「1日12,000円」といった数字が出てくることがあります。ただ、それは人件費の水準が違う地方の相場だったり、数年前のデータをそのまま載せているページだったりします。東京都区部は警備員に払う日給も、人を集めるためにかかる費用も高いので、その金額で東京の現場を回そうとすると、そもそも人が集まりません。「安い見積もりが出てきたら、なぜ安いのかを聞く」くらいの構えでちょうどいいです。
同じ1人でも金額が変わる理由|料金の内訳を分解してみる
1人1日の金額は、警備員に渡す日給だけではありません。中身を開けると、人件費・会社が負担する社会保険料・保険・資機材・教育・管理費が入っています。ここを知っておくと、見積もりの数字が「高い/安い」ではなく「妥当かどうか」で見られるようになります。
1人1日の金額に入っているもの
- 人件費…警備員本人に支払う日給。金額の大半を占めます
- 法定福利費…会社が負担する社会保険料。給料とは別に会社側が払う分です
- 保険料…万一の事故に備えた賠償責任保険。ここを削っている会社は、事故が起きたときに困ります
- 資機材費…誘導灯、カラーコーン、バリケード、トランシーバー、制服、雨具など
- 教育にかかる費用…警備員には法律で決められた教育が義務づけられていて、その時間ぶんの人件費も原価に入ります(警備業法第21条)
- 管理費…誰をどの現場に入れるかを組む手配の手間、現場までの交通費、緊急時の連絡体制
金額が上がるのは、こんなときです
- 深夜(22時〜翌朝5時)を含む…深夜の割増賃金は法律で決まっているので、その分が必ず乗ります
- 土日祝や年末年始…人が集まりにくく、集めるための単価が上がります
- 検定資格者の配置を指定されている…交通誘導警備業務2級などの有資格者は人数が限られるため、無資格の警備員より単価が高くなります
- 1名だけ・1日だけの単発…その1件のために配置を組み、現場説明をして、資機材を運ぶ手間は、5名の現場でも1名の現場でも同じだけかかります。だから割高になります
- 繁忙期…工事が集中する時期は、区内に限らず首都圏全体で人の取り合いになります
- 前日・当日の急な依頼…すでに組んだ配置を崩して人を回すことになるため、通常より高くなることがあります
逆に下がる条件もあります。同じ現場で日数がまとまっている/人数がまとまっている/平日の日中だけで完結する。この3つがそろうと、単価は下がりやすいです。1日だけの見積もりが高く感じたときは、「同じ現場で◯日間なら」と条件を変えて聞き直してみてください。
お急ぎの方は、現場条件に合わせた無料見積もりの相談もご利用ください。
見積もりを頼む前に決めておきたい5つのこと
この5つが決まっていれば、電話でもメールでもその場で概算が返ってきます。逆に、ここが曖昧なまま連絡すると「現場を見ないと何とも言えません」で終わってしまい、話が前に進みません。
1. 現場の住所と、道路の状況
住所だけでは足りません。一方通行かどうか、歩道があるかどうか、大型車が入るかどうかまで伝えてください。墨田区は同じ区内でも道幅がまったく違うので、この情報があるかないかで必要人数の見立てが変わります。写真が1枚あれば、なお話が早いです。
2. 必要な人数と、立ってほしい場所
「出入口に1名、手前の交差点に1名」のように、場所とセットで伝えるのが理想です。人数が決まっていなければ、工事の内容と、車が出入りする間口の数を伝えれば、警備会社の側から「この現場なら何名です」と提案が返ってきます。
3. 日数と日程(単発なのか、続くのか)
「◯月◯日の1日だけ」なのか「月〜金の平日、3週間」なのか。続く現場なら単価が下がる可能性があるので、まとまった日数を先に伝えるのは損になりません。日程が飛び飛びの場合は、その旨も。
4. 時間帯(開始と終了の時刻)
「8:00〜17:00」のように時刻で伝えてください。深夜を含むか、8時間を超えるかで金額が変わります。「朝から夕方まで」だと、どこまで見積もればいいのか判断がつきません。
5. 資格の要否と、資機材・車両をどちらが用意するか
発注元や自治体から「交通誘導警備業務2級の有資格者を配置すること」と指定されていませんか? ここを見落とすと、あとから配置し直しになります。あわせて、誘導灯・カラーコーン・バリケードをこちらで用意するのか、警備会社に持ってきてほしいのかも決めておいてください。
決まっていない項目は「未定」と伝えて大丈夫です
5つ全部が埋まっていないと問い合わせてはいけない、ということではありません。むしろ「ここはまだ未定です」と言ってもらったほうが助かります。人数が未定なら「決まり次第調整する前提の概算」が出せますし、日程が未定なら「その時期は混みますよ」といった話も先にできます。黙って条件が固まるのを待つと、いざ確定したときに人が押さえられなかった、ということが起きます。
墨田区ならではの現場事情|錦糸町・両国・押上で気をつけたいこと
墨田区は、下町の狭い道路と、観光・大型イベントの人出という2つの条件が重なる区です。同じ人数を頼んでも、現場の作りやすさがエリアでかなり変わります。
錦糸町エリア(駅前の商業・繁華街)
人通りも車の量も多く、駅前は夜になっても人が絶えません。歩道をふさぐ工事だと、歩行者をどこに迂回させるかを先に決めないと現場が回らないので、誘導する人数も歩道側に厚めに要ります。
両国エリア(大型施設と催し)
大きな催しがある日は、周辺の人の流れが一気に変わります。同じ場所・同じ工事でも、開催日と重なるかどうかで必要な人数が変わるのがこのエリアの特徴です。日程を決める段階で、その日に何かないかを確認しておくと安全です。
押上・業平エリア(観光客が多い)
地図を見ながら歩いている人、キャリーケースを引いている人、日本語での案内が通じない人。誘導する相手が地元の方だけではないのがこのエリアです。身振りで伝わる誘導や、迂回のルートをはっきり示す看板の置き方が効いてきます。
曳舟・東向島・八広など北部(住宅と町工場が混在)
道幅が狭く、一方通行が多い地区です。大型車が入る日は「出入口に1名」だけでは足りず、手前の交差点にもう1名必要になる現場があります。見積もりのときに1名で出てきても、当日に増員をお願いすることになりがちなので、道路の状況は最初に伝えておいたほうが結果的に安く済みます。
季節の事情もあります。夏には隅田川沿いで大きな花火大会があり、その前後は周辺一帯で警備の需要がふくらみます。同じ時期に工事現場の警備を頼もうとすると、人が押さえにくくなるということです。夏の現場は、日程が見えた時点で早めに相談しておくのが安全です。
急ぎで警備員を手配したいとき、いつまでに連絡すればいい?
結論からいうと、前日までに連絡できれば間に合うことが多く、当日でも空きがあれば動ける会社があります。ただし「確実に押さえたい」なら1週間前が目安です。
- 当日…空き次第。1〜2名なら可能性はあります。まず電話で空きを聞くのが早いです
- 前日…現実的なライン。この時点なら配置を組み直せる会社が多いです
- 1週間前…複数名でも、資格者の指定があっても押さえやすくなります
- 繁忙期・大きな催しと重なる時期…2週間〜1か月前。ここは早ければ早いほど有利です
急いでいるときに最初に伝えるべきなのは、日付・時間帯・現場の住所・必要人数の4つ。この4つだけで「行けます/行けません」の返事はもらえます。細かい条件は、行けると分かってから詰めれば十分です。
一覧サイトや電話帳で探すときの限界|条件を決めて直接聞いたほうが早い理由
一覧サイトや電話帳には、社名と電話番号しか載っていないことがほとんどです。料金も、その会社が何の警備をやっているかも書いていないので、結局1社ずつ電話をかけて確認することになります。
一覧で探すと、こういうところで詰まります
- 料金が載っていない…比べようがないので、全社に同じ質問を繰り返すことになります
- 対応できる業務が分からない…施設の常駐が中心の会社に工事現場の誘導を頼んでも断られます。この空振りが一番時間を食います
- 実際に人を出せるエリアが分からない…本社が区内にあっても、警備員を出せる範囲は別の話です
- 情報が古いことがある…掲載されたあとに移転していたり、番号が変わっていたりします
- 並び順に意味がない…「安い順」でも「対応が早い順」でもなく、掲載料や登録順であることが多いです
だからこそ、先に条件5つを決めて、2〜3社に同じ条件で聞くほうが早いんです。同じ条件で聞けば見積もりを横に並べて比べられますし、1社ごとに条件を言い直す手間もありません。10社に電話するより、条件を書き出す10分のほうがずっと効きます。
問い合わせる会社を絞るときに見ておきたいこと
どこに聞くかを絞るときは、次のような点を見てください。どれも特定の会社に有利な話ではなく、発注する側が損をしないための最低ラインです。
- 公安委員会の認定番号を出しているか…警備業は、都道府県公安委員会の認定を受けた会社だけが営業できます(警備業法第4条)。番号をサイトに載せているかは基本の確認点です
- 警備員指導教育責任者を置いているか…法律で選任が義務づけられています。教育体制がある会社かどうかの目安になります
- その現場の種類の実績があるか…交通誘導なのか、雑踏なのか、施設の常駐なのか。得意な領域は会社ごとに違います
- 賠償責任保険に入っているか…事故が起きたときに、誰がどこまで責任を持つのかを先に確認しておきます
- 見積もりの内訳を出してくれるか…総額だけの見積もりは比べられません。内訳を出せる会社のほうが、あとから条件を変えたときの計算も速いです
- 折り返しが早いか…当日の天候や工程の変更で予定はよく動きます。最初の電話でのレスポンスは、そのまま現場での動きの速さに出ます
(認定・選任義務の根拠:警備業法第4条・第22条/出典:e-Gov法令検索 警備業法)
墨田区の警備についてよくある質問
- Q. 墨田区で警備員を1名、1日だけ頼むといくらぐらいですか?
- A. 東京都区部の目安は、交通誘導で1人1日16,000〜25,000円(税抜・日勤8時間)です。深夜帯を含む場合や、検定資格者の配置を指定されている場合は、ここに割増が乗ります。1名・1日だけの単発は割高になりやすいので、同じ現場で複数日をまとめて頼めるなら、その条件でも一度聞いてみると単価が下がることがあります。
- Q. 急ぎなのですが、当日や前日でも手配は間に合いますか?
- A. 空きがあれば当日でも動ける会社があります。ただし確実に押さえたいなら1週間前、複数名や資格者の指定があるなら2週間前が目安です。急ぐときは、日付・時間帯・現場の住所・必要人数の4つだけでも先に伝えてください。その4つで「行けます/行けません」の返事はもらえるので、判断が早くなります。
- Q. 見積もりをお願いするとき、何を伝えればいいですか?
- A. 現場の住所(と道路の状況)、必要な人数、日数、時間帯、資格の要否と資機材をどちらが用意するか。この5つです。そろっていれば電話でもメールでもその場で概算が返ってきます。まだ決まっていない項目は「未定」と伝えて構いません。未定と分かっていれば、条件が固まったときの金額まで含めて説明してもらえます。
- Q. 工事現場の交通誘導と、ビルの常駐警備は同じ会社に頼めますか?
- A. 会社によります。工事現場の交通誘導を中心にしている会社もあれば、建物の常駐が中心の会社もあり、両方に対応している会社もあります。問い合わせの最初に「工事現場の交通誘導です」「ビルの常駐です」と現場の種類を伝えると、対応できるかどうかがすぐ分かり、無駄なやり取りが減ります。
- Q. 大きな催しが重なる時期でも警備員を頼めますか?
- A. 頼めますが、早めの相談が前提になります。区内で大きな催しがある時期は、その周辺に警備員が集まるため、同じ時期の工事現場は人を押さえにくくなります。日程が見えた時点で、細かい条件が固まっていなくても一度相談しておくと、あとから人数を調整しやすくなります。
まとめ|墨田区で警備を頼むなら、条件を5つ決めてから動く
一覧サイトを上から眺める時間より、条件を5つ書き出す10分のほうが確実に早いです。最後にもう一度だけ整理しておきます。
- 先に決める5つ=現場の住所と道路の状況/人数と立つ場所/日数と日程/時間帯/資格の要否と資機材
- 料金の目安は東京都区部で1人1日16,000〜25,000円(税抜・日勤8時間)。深夜・土日祝・資格者指定・単発で上がり、日数と人数がまとまると下がる
- 金額の中身は人件費だけでなく、社会保険料・保険・資機材・教育・管理費。内訳を出せる会社かどうかは比べるうえで大事な点
- 墨田区は道が狭い地区が多く、錦糸町・両国・押上で人の流れがまったく違う。道路の状況は最初に伝える
- 急ぎなら前日まで、確実に押さえるなら1週間前、繁忙期や大きな催しと重なるなら2週間〜1か月前
次にやることは、とてもシンプルです。メモ帳でも紙でもいいので、上の5つを書き出してください。それを持って2〜3社に同じ条件で聞けば、同じ土俵で見積もりを比べられます。まだ決まっていない項目は「未定」のままで構いません。そこから話は進みます。
(この記事で触れた法令の出典:警備業法(e-Gov法令検索))
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